しょうごのコンニャヨギ通信

「月の家族」島尾伸三

 満月など月に一度もあるかないかの不安定な精神生活の中に置かれ、私の両親はそれを
再生産して暮らしていました。
 生きていることを恨み、悲しい具合にしか過ごせなかったこの私が自叙伝を書くという
ことがまず間違いなのです。私を支える公平な気持ちや誠意はいつも醜い搾取にあい、神経
はズタズタになっています。楽しい子供時代なんて私には嘘です。どうして私の周りにいる
おとなたちは、醜い自分を恥じないでいられるのでしょうか。私もその仲間なのですが、
どうしても自分を客観視できず、都合の良いように勝手に作り上げた心地よい、いい加減な
言い訳に満ちた物語の中に生きようとしています。

  あとがきより

 なんか惹かれました、今読んでます。
 彼の父は作家の島尾敏雄、娘はまんが家のしまおまほ
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by shogoconyarome | 2010-11-16 14:21 | Comments(0)